- Queensland
はじめての海外生活、選んだのは『ゴールドコースト』

私がオーストラリアで選んだ滞在先は、「ゴールドコースト」。
ワーキングホリデーをする人の中には、セカンドビザの取得や新しい環境を楽しむために、途中で都市を移動する人がとても多い。私も当初の予定では、最初の3ヶ月はゴールドコーストで語学学校に通い、その後はブリスベンという別の都市へ移るプランを立てていた。
じゃあ、どうやって都市を選んだのかというと…正直、フィーリング(笑)。
都市選びはエージェントとのオンライン面談で決めるんだけれど、実は都市によって雰囲気や生活のスタイルがまったく違う。私は日本では大阪に住んでいたので、「自然の多い場所でゆったり過ごしたい」という気持ちが強くて、シドニーやメルボルンのような都会は最初から除外。
さらに、「サーフィンを日常的に楽しみたい」という憧れもあり、ビーチへのアクセスが少し不便なブリスベンもこの時点では見送りに。
そんな理由で、自然も海もあるゴールドコーストに決定。
ゴールドコーストは、1年のうち約300日が晴れといわれていて、何といっても海が本当にきれい。世界的にも有名なサーフスポットが点在する、オーストラリア屈指のリゾート地。
日本からケアンズで乗り継ぎをして、ようやくゴールドコースト空港に到着。
機内では隣に座っていたオージーのご夫婦が、不安そうにしていた私を見て「オーストラリアの人はみんなフレンドリーだから、絶対に大丈夫よ。楽しくなるわよ。」と優しく声をかけてくれた。その一言がとても心強かった。
空港には、現地在住の日本人エージェントの方が車で迎えに来てくれていて、同じ飛行機で到着した他のメンバーと一緒に、銀行、語学学校、ショッピングセンターなど、生活のベースになる場所を案内してもらった。

▲スタッフの方が一人一人に作ってくれたおにぎり。
移動中には、ホストファミリーと暮らすうえで気をつけることもいくつか教えてもらった。
-
- 水道代が高いので、シャワーは10分以内が目安
- ティッシュは1箱200円ほどと高いので、日本の感覚でたくさん使わない
- キッチンを使いたいときは、毎回必ずホストに確認を取る
- オーストラリアの人は就寝時間が21〜22時と早めな場合が多いので、夜遅くまで起きているときは配慮を忘れずに
みんなで「へぇ〜!」と感心しながら話を聞き、それぞれのホストファミリーの家へ。
私がお世話になるのは、40代のホストマザーで、日本語が少し話せる方。事前に写真とプロフィールはもらっていたけれど、実際に会うとやっぱり緊張。たどたどしい英語で自己紹介して、なんとか第一印象をクリアしようと必死だった。
そんな中、「これ食べてみる?」と出してくれたのが、オーストラリア名物の「ベジマイト」。
何も知らずにクラッカーに塗って一口…うん、まずい!(笑)
あまりの顔のゆがみっぷりに、ホストマザーも笑ってた。
ベジマイトはオーストラリアでは国民食といわれる発酵食品で、日本でいう納豆のような存在らしい。見た目はチョコクリームみたいな黒いペーストなんだけど、独特な香りとしょっぱさがクセ強め。私はちょっと苦手だったけど、これもある意味オーストラリア流の歓迎(?)で、楽しませてもらった。

▲スーパーで買うことができる。
そのあと、別のお家に住んでいるホストマザーの娘さんも合流して、3人でビーチを案内してもらい、夕食は一緒に美味しいごはんを食べる。
「今日はきっと疲れたでしょ。ゆっくり休んでね」と優しい言葉をかけてもらい、少しだけ荷解きしてこの日は早めに就寝。